ミッション
現代の暮らしにおいて、アートは"特別なもの"として遠ざけられがちですが、私たちはその垣根をやさしく取り払い、誰もが自然にアートと出会える「ひらかれたかたち」を提案します。アートを通じて、一人ひとりが自分らしく輝ける社会の実現を目指しています。
ビジョン
アートが日常に息づく社会を創造し、感性豊かな人々が集う文化的なコミュニティを育むこと。そして、日本の伝統文化と現代アートの融合を通じて、新しい文化的価値を世界に発信していくことを目指しています。
アートの民主化
誰もが気軽にアートと触れ合える環境を提供し、アートを特別なものから日常の一部へと変えていきます。
感性の再発見
アートセラピーと創作体験を通じて、一人ひとりが自分自身と向き合い、内なる感性を育む機会を提供します。
文化の継承
金継ぎや浮世絵など日本の伝統文化を現代に伝え、次世代へと繋ぐ架け橋となることを目指します。

一人の小さな気づきから始まった、寂永堂の物語。
それは、心に静かな豊かさを思い出すための、小さなはじまりでした。
創業者の想い
答えは静かで豊かな世界に還る事
「心の豊かさは、どこから生まれるのだろう?」
誰かの成功や、輝く日常に触れるたびに、
気づけば私は、置いていかれるような気持ちになっていました。もっと認められたい。もっと成果を出さなければ。
そう思うほどに、自分の本当の声は、少しずつ遠ざかっていったのです。
そんなある日、ふと立ち寄った小さなギャラリーで、
私は初めて、ただ「ここにいていい」と感じられる空間に出会いました。
意味を探さなくてもいい。誰かに証明しなくてもいい。
ただそこにいるだけで、
心がふっとほどけ、静かに満たされていく感覚。
焦らなくてもいい。比べなくてもいい。
ありのままの自分でいられる。
そんな場所があること――
それこそが、本当の豊かさなのだと、私は気づきました。
これが、寂永堂のはじまりでした。

心に、静かな潤いを。
寂永堂は、そんな静かな気づきから生まれました。ここは、アート、文化体験を通して、目に見えるものを超えた、“心の潤い”を届ける場所です。
手に触れる一品。心を揺らす体験。身体に沁みわたる、あたたかなひととき。
ワークショップやアートセラピーでは、内なる新たな自分を発見し、心の奥にそっと眠っていた感性を呼び覚ますことができるでしょう。
アートは、ただ飾るためのものではありません。文化体験は、ただ知識を深めるためのものでもありません。
食もまた、ただ空腹を満たすためだけのものではありません。
それらすべては、人と人をつなぎ、忘れかけていた「静かで豊かな世界」を、私たちにそっと思い出させてくれるのです。

文化を、未来へとつなぐ。
そして寂永堂は、今を生きる私たちの心だけでなく、これまで受け継がれてきた文化や感性にも、静かに耳を澄ませています。古美術やアート作品は、新たな誰かのもとへと、静かに手渡されていく。文化を絶やさず、感性を閉ざさず、心の奥に、小さな光を灯し続けるために。速すぎる世界のなかで、寂永堂は、「心の静けさ」と「文化の記憶」を、未来へとつないでいきます。

あなたの中にも、
静かで豊かな世界が。
誰かと比べる必要も、何かを証明する必要もない。本当の豊かさは、すでにあなたの中に、静かに息づいています。
寂永堂――それを思い出すための、もうひとつの扉です。
